かつて東京ビックサイトを異次元にある存在だと信じていた頃の自分よ! 行って来たぞーそして帰ってきたぞー。そして山ほど買い物してきたぞー。一言で語るのならめっちゃ楽しかった! 出かける前のドキドキさえも楽しかったです。参加した皆さん、お話して下さった皆さん、すれ違った皆さんどうもお疲れさまでした。本当にありがとうございました。
朝は6時半に起きてシャワーを浴び、7時にはホテルのバイキングで食事を取りました。現地ではトイレに行くにも数十分並ぶと聞いたので水分はほどほどに。飲む前にパンを食べると水分を吸い取ってくれるのだそうで。それから旦那がアバレンジャーとファイズを見たがったので、出かけたのは8時半を過ぎた頃でした。寒い中長時間並ぶものだと思うので体中にカイロを貼り付けて出たものの、外は意外と温かい…? こりゃ北海道の3月の気温だぞ。
「…カイロ付けすぎたね」
「そうだな…」
しかも私は手に『塗るカイロ』まで付けてきたという…いや、気温が高いことは素晴らしいと思いますよ。拍子抜けはちょっとしたけど。北海道民として必要だったのは靴に貼るカイロと、あとは下半身と上半身にごくごく僅かの服の上から貼るカイロで充分みたいでした。手もみのを持たなくても手袋をはめたら充分って感じかな。ただ外はビルの影に入ったら本当に寒いので要注意。朝であることには変わらないから。
それにしてもいざホームに出てみても人間が誰もいないし、地下鉄を見ても余裕で座れる状態って一体…激しく不安になってくる私たちでした。
「おい、本当に今日なんだろうな?」
「そう…だと…思う…」
その後国際展示場駅で見かけたのはうねるような人々の波でした。よかった…間違っていなかったんだね自分。スタッフさんたちがサークル参加と一般参加の列をしきっていたので迷うことはなかったのですが、どうやら若手万才の登竜門であるM−1が隣接しているパナソニックセンターで開催されているようなんですよ。その観客も加わってとんでもないことになっているらしく、一般参加者もかなり遠いところまで歩かされたのでした。どんどん遠くなるビックサイト…途中で販売されているカタログも、買うために下手に列から離れたら戻れない感じです。でもよくぞこれだけの人数をまとめて動かすことが出来るよなあとつくづく思いました。やっぱりスタッフさんたち凄いよ。
ビックサイトに着いたのが9時で、入場出来たのは10時40分頃。その間一体どうやって過ごそうかと思っていたのですが、すぐ後ろの腐女子の会話を聞いていると暇も結構潰れました。どうやらナルトファンらしく、サクラが可愛いか可愛くないかで盛り上がっていた(笑)。そりゃあお嬢さんたちにとってはラブラブの相手はヒロインじゃない方が良いんだろうけどねえ…思わず参加したくなったのですが、まさか話し掛けるわけにもいかず。その場で軽く頷いたり首を傾げたりしてしまったアホは私です。どうぞバレていませんように。ちなみに旦那が並んでいた後ろにはコスプレイヤーがいたそうで。おかげで服の作り方と現在の流行のジャンルに意味なく詳しくなってしまったんだそうです。
会場は動き始めるとすぐに中に入れました。走ることは危険なために禁止されているので、みんなギリギリ限界の速歩き状態。すっかりその波に萎縮してしまう初心者二人。でもそれについて行けば無事に西2ホールまで辿り着く事が出来ました。ああ…ここで吐くまで恋愛ゲー本が買えるのねっ。これまで経験したことのないほどの人混みの中で、ただ有り余る萌えのみを胸に突進してゆく私でした。以前からネットなどでチェキしていた作家様たちの眩しいこと! でも興奮のあまり言動が明後日を向いていたおばさんが来たときには流石にびびっただろうな。旦那はこの雰囲気についてこられなかったようで、壁や柱のあいている位置で折り畳み椅子に腰掛けていました。
一息ついた時はもう12時を過ぎていまして、すぐに昼食をとることにしました。ビックサイト内には結構な数のレストランやら食堂はあるのですが、意外にも人はそんなにいないんです。みんな会場のあちこちに座り込んで本を見ているからねー。反対に手軽に食べ物が買えるコンビニの方がものすごい行列だったりして。こっちはガラガラの食堂に行ったのですが、ガラガラだった為かメニューが何もないよ…。なんで昼食にチーズケーキとジュースのみで腹がふくれるはずもなく、帰り道にせんべいとチョコを買いました…コンビニで。あとね、お手洗いに行きたい時はレストランのトイレを利用すると店内同様にガラガラでいいかもしれない。並ぶどころか人がいなくて『どうぞ入って下さい』って雰囲気だった。内装も綺麗だったよー。
ビックサイトを出たのは2時頃だったと思います。買い物を終えて出てゆく人も多かったなあ。たかだか三時間くらいの参加でしたが、体力的にこれが限界かも。ホテルに帰って買ってきた同人誌の世界にひたりまくり。幸せーっ、
|