一度でいいからやってみたいこと
それは彼の誕生日に 一番最初に電話をかけること
…でも夜中の12時なんて間違いなく寝ているだろうな
というか 寝ている姿しか想像出来ないんですけれど
仕方ない ナイショで使っている携帯の待ち受け画面に
そっとキスして 私も寝よう
「おやすみ ジローちゃ…」
すると突然耳元に鳴り響く 甘いラブソングのメロディー
「もしもしっ」
「あ? 新菜ちゃん? オレオレオレッ
ついにねー 15才になっちったよー
そんでね 一番初めに新菜ちゃんの声が聞きたくて 電話しちゃった
うれCーッ!! そんでもってはずかCーッ!!
それじゃあね また明日ね バイバーイ」
ちょっと こら待て芥川
私まだ一言も喋っていないんだけど
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